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【MEN'S】 ゴルフ時のジャケットスタイルについて

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ゴルフは紳士のスポーツということについては多くの方が認めるところではないかと思います。 一方で国内ではゴルフ=裕福な層が嗜むスポーツというステレオタイプなイメージがあることも否定できません。 勿論、ゴルフ場がアクセスが決して便利な場所にある訳ではなく、移動手段として車が必要であること。会員と同伴しなければプレーができないゴルフ場があり、会員権が売買されていること。高額なプレイフィー(実際は平日でキャディさん無しやスループレーであるならば決して高額な料金ではないですが)。事実、現在の日本では高齢者の方がプレイヤーの多くを占めていることなど。 これらの要因が生み出したイメージであると考えることができますが、他に大きな要因として、ゴルフ場にドレスコードがあることが挙げられるのでは無いかと思います。

「ゴルフ場にはジャケットを着用していかなければならない」このことは初めてゴルフ場を訪れる方にとっては非常に難しい問題です。そして多くの場合、この事を当日同伴する経験者に質問しても、「ジャケットを着ていけばいいから」というような質問に答えているようで答えていない回答が多く返ってきます。 ここに書いてあることは筆者の体験談も交えて、ゴルフ場に行く時のジャケットスタイルについて、実際感じたことも踏まえて書いているものです。

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これから残暑が落ち着いて、ゴルフをするには最適な季節へとなっていきますが、秋冬シーズンのゴルフ場へのジャケットスタイルでおススメしたいのは、ジャケットの素材感と、ベストを合わせたスタイリングを提案します。

いくら秋冬とは言え、車の運転時にジャケットを着用するのは少し窮屈さを感じます。とは言え、シャツ1枚では心許ない。そこでニットベストを合わせて、ベストに合わせた素材感を持つジャケットを着用するのがおススメです。

オッドベストとは異なり、ニットベストにはOFF TIME特有のリラックス感を感じさせますので、それに合わせるジャケットも梳毛の紺のブレザーでは少しジャケットが堅い印象になってしまう。そこでフランネルやサキソニー、冬場ならツイードなど見た目にも暖かな素材を使用したジャケットを着用しましょう。あくまでゴルフ場へ着用するものですので、多少派手な柄(派手な色目のウインドウペーンや最近流行りの大柄ハウンドトゥースなど)でも構いません。親しくなっている関係性であれば、服装が会話の糸口になることもありますし、いつも制服の方が思いのほか洋服を好きなことがわかったりもします。 ですが、ドレスコードの堅い企業のメンバーの方との初めての接待ゴルフであるならば柄は控えめがベター。

今年ならメランジ感が表情のあるネイビー系のダブルブレステッドのジャケットに柄はニットベストで足して、清潔感のあるホワイトパンツを合わせてみるような着こなしはいかがでしょうか。 あくまでビジネスシーンとは違うイメージを心がけ、足元はスエードのスリッポン、シャツはデニムシャツやコーデュロイ素材など、ニットベストやジャケットのボリュームに負けない素材感があり、且つ皺が気にならないものがベスト。

もう少し崩した感じでも良いメンバーとであれば、ジャケットインナーにはニットを着用していくというのもありです。一気に力が抜けた感じがしますし、そのままプレイも可能です。

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最近のゴルフウェアと言えば、スタイリッシュで機能素材を使用したものが多く、AON時代(お若い方はご存知無いですね)のようなレタードのセーターに太い2プリーツパンツのようなプロ選手はすっかりいなくなりましたが、やはりゴルフ場にはクラシックなスタイルが似合うと思います。 とは言え、ニッカボッカにハイソックスでは流石にコスプレっぽくなりますので、そんな時にアーガイルのニットなどは丁度良いのではないでしょうか。

英国由来の柄であることもあり、イギリス発祥(正確にはスコットランド)のスポーツであるゴルフとの親和性は高く、某有名ニットブランドのアーガイル柄を好んで着用した往年のスタープレーヤーもいましたので、年齢の高い方の受けも良いはず(あくまで個人の感想ですが)。

最低限のマナーとは、同伴者、クラブメンバーに不快感を与えない装いと思って頂いて間違いはありません。判断が難しい場合は自分が思っているよりも硬めのイメージにすれば問題無いと思います。砕けすぎていてフロントで言われることはあっても、カッチリしすぎて断られることはありません。 ゴルフの競技人口が減少しているのは、若年層の取り込みができていないことが理由で、何故取り込みができていないかと言うと、この世代で車離れが進んでいることと並んで、ドレスコードがあることを挙げられる事が多いのですが、ビジネスの場でさえも服装の規定が緩くなり、ドレスコードという言葉を使用する事が少なくなってしまった昨今、あえて条件付きの装いを楽しむことは大人の特権であると思います。

確かに洋服とは自由なものですし、自分の嗜好を反映するものです。 好きだから着る。着たいから着る。 ただ、決められたルールの中で自分らしさを表現することも洋服の楽しさの一つであるという事は間違いありません。

本日紹介させて頂いたアイテムの多くはITAL STYLEのオンラインサイトでも購入可能。 生地の選定やディテールなどの目に見える箇所だけではなく、着用感にも拘っており、ゴルフ時のスタイリングのみならず、オンタイムでも自分に自信のもてる一着をお探し頂けます。

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