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Vol.4 Artigianale TRADITIONAL COAT

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『私がイタルスタイルに入社した10年以上前は、ラベンハムを始めとするキルティングアウター全盛時。その後、マッキントッシュのゴム引きコートや、アスペジのM-65、モンクレールを代表とするダウンをスーツに羽織るスタイルがビジネスで許容とされ、その後、弊社でも大人気となったナイロン素材のステンカラーを街中でも良く目にするようになりましたね。そして、近年クラシック回帰の流れから、ビジネスウェアに気を配る層を中心にウールのチェスターが確実に人気を集めていきます。』

とイタルスタイル重衣料をプロデュースする橋本は語る。

確かに世間一般では冬のアウターと言えば、まだまだダウンが主流。だが、橋本(以下H)が語るようクラシック回帰の流れもあり、ドレスアイテムへの注目が高まってきています。

重衣料をベースに置きものづくりをしてきた私たちイタルスタイルがここ数シーズン、アップデイトを重ねながら作り続けているウールのコートがあります。

それがウールのダブルフェイスの生地を使用したチェスターコートです。

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H:)
生産をスタートした当初、このコートは、軽さを追求しオンタイムは勿論、オフの時にでもジャケット代わりに羽織れるコートとして パターンを考え生産をしていました。ミドルゲージのニットにコーデュロイのファイブポケットのようなスタイリングに合わせるイメージですね。
しかし昨年、店頭スタッフとのミーティングの際に、店頭で接客していて、お客様がご購入頂く時に想定されている着用のシーンは、圧倒的にビジネスユースが多いという意見がありました。昨年までのモデルは背抜き仕様で、裏地はありません。 表裏が異なる生地のダブルフェイスでは、そこがポイントでもありましたが、軽さを追及できる裏地無しは、反面、滑りが良くないということでもあります。 先ずは総裏に変更することから、今期のコートの生産企画は始まりました。

生地も独特のタッチですね。

H:)
そうなんです。使用している生地もコートに使用している生地は、生地から作り込みを行なったもので、 表裏共に何度もビーカーを取り、色を決定しました。 そしてボディはいまでは貴重となったアザミ(植物)の起毛機でビーバー仕上げを施しています。 通常、ビーバー仕上げは鉄製の起毛機を使用しますが、仕上がりは圧倒的にアザミの起毛機の方が 繊細な仕上げができるのが特徴です。ただ、このアザミの起毛機は扱いがとても難しく、日本では現在使用されていないんです。。。 一番苦労しましたね。今回は中国の工場の高い技術により、この仕上げが実現できました。 風合いはとても柔らかく、しなやか。 非常にラグジュアリーさを表現できていると思います。

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ダブルフェイスとは思えないスマートな表情のコートですね。

H:)
ダブルフェイスとはネーミングそのままに、二枚の生地を接結糸で一枚にしたもの。 しかも紡毛生地のダブルフェイスとなると、当然、かなり重たいものになってしまいます。更にそこに裏地を付ける。 ですから一番意識したことは軽快さを残すこと。
その為、裏地は付けましたが、極力、副資材を使用しない仕立てにしました。 また、総裏のウールのコートですが、あくまで柔らかい雰囲気を残したかったので、 ラペルの返りも非常に甘くし、裾に向かって外に返っていくようなイメージで縫製しています。

ダブルフェイスにありがちな窮屈感がないですね。

H:)
サイズ感には苦労しました。 インナーにスーツを着ることを想定すると、 企画をするものとしては、少しだけ寸法を大きく振りたくなります。 ですが、店舗からの声は「サイジングはそのままで。」とのことでした。 ここが一番意外であったんですが、、、
スーツの上からでもストレスを感じさせない仕上がりでいて見た目にもスマート。納得です。
H:)
今シーズン、弊社の一押しのコートと自信を持って、お勧めしたいこちらのコート。 是非、一度お確かめ下さい。

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