こんにちは、若松です。
今朝、通勤途中の電車内での事。
「冬がはじまるよ」「ほらまた僕の側で」と、誰かさんと誰かさんが言っていました。
いやいや、まさか。槇原敬之じゃあるまいし。
つい先月、秋さんに「これからよろしくね」と挨拶したばかりではありませんか。
冬がはじまると言うのであれば、私が会った秋は何処へ行ってしまったというのでしょう?さっきまで此処にいたんですよ、秋はッ!
「秋ドゥルは、、、こなみじんになって◯んだ」

左様でございますか、、、。
にわかに受け入れがたいですが、どうやら事実のようです。
それならそれで、気持ちを切り替えて冬支度を始めましょう。
そこでご紹介したいのはこちら、フランスのCOLTESSE/コルテッセ。洗練とカジュアルを調和した「実用性のあるエレガンス」をコンセプトにしておりまして、ミニマルデザインと独特な個性が共存する稀有なブランドです。

COLTESSE Hooded Sweatshirt
BROWN、CHARCOAL、BLACK
¥52,800-(tax in)
特に防寒性が高いとか、そうゆう事ではないのですが、あまりにも形が良すぎるスウェットパーカーなのでご紹介。
それに、パーカーは春も着ますけども、秋冬の方がフード欲の高まりを感じる(私が)のも理由の一つという事で。

一見するとシンプルなアイテムですが、着用すると途端にその本領を発揮します。
本番に強いタイプというやつですね。
所謂ビッグシルエットなのですが、とにかく肩の落ち方が綺麗。

アーム幅も野暮ったくならないギリギリの太さです。

ウットリと溜息の出るセンス。

こちら、お色違いのブラック。
身幅は肩位置よりも少しだけ広く設定されていまして、私的黄金比率です。
そして、絶妙な着丈。

この4点バランスこそが、見事に洒落たシルエットを作り出してくれていると、私は鋭い猛禽類のような眼で睨んでおります。

ウォッシュ加工が施されており、独特な色の雰囲気とアタリが魅力たっぷりなチャコール。

そして、プルオーバーのパーカーと言えばこれ。
誰だって手を差し込みたくなるカンガルーポケットです。
理由なんて要りません。だってそこにポケットがあるのですから。
「ガバっと着て」「サラっと立って」「シレっとそれらしい顔をして」
もうそれだけで様になる一着ではありますが、如何せんパーカーというものはレイヤードを楽しみたくなるのが道理。
ベストに合わせたり、コートを重ねたり。

フードを出し忘れて、後ろ指を差されないようにだけお気をつけください。

COLTESSE Chester coat FENTE’125
NAVY、BLACK
¥198,000-(tax in)
なんだか直接お会いするのは久方振りな気がする、チェスターコートというアイテム。
一周回って「おかえりなさいませ」と言ったところでしょうか。
随分と今っぽくなっていて、一瞬誰だかわかりませんでした。

だってスリット入ってるんですもの。
これ、足捌きが良いですとか、ボトムスのポケットに最短距離で到達できるだとか、きちんと機能性を高める利点もあるのですが、見た目がイカしてる事が何よりのグッドポイントです。
フォルムに動きが出るんですよね。歩く度に格好良い。

因みに釦の留め外しで、スリットは深さの調節や開け閉めができるのですが、私はずっと全開でいる事をここに誓います。
さて、他の特徴もお伝えしましょう。
生地はウール100%。
(%の後に句点を打つと、こんなにも可愛らしいフォルムになるんですね。)
因みにふわふわな感じではなく、高密度でしっかりめ。骨のある漢らしさと美しさを備えています。

ギターで言うと、それはまるでハカランダの音色のよう。
もしくはバームクーヘンで言うと、敢えて少しだけ冷蔵庫で冷やしてから食べる食感のよう。
つまりは私好みということです。
そして、シルエットはなかなかのオーバーサイズ。
ところでオーバーサイズのトレンドって、かなり長いですよね。
定期的に終わらせる気満々のムンムンなムードを権力者達が漂わせますが、結局終わらない俺達のオーバーサイズ。
ただ大きいだけってのは論外プー次郎ですが、計算されたBIGには美しさが宿りますから。
脱線失礼。
お伝えしたいのは、COLTESSEの服は兎に角フォルムが良いという事。
ドロップさせた肩位置に対しての身幅、着丈、アーム幅、袖丈などなどが絶妙なバランスで手を取り合い、大きな洒落を生み出しています。

このバランスが少しズレると、「なんか違うんだよな」になるから摩訶不思議。
不思議と言えばこのハンドポケット。

変わったデザインですよね。

で、手を入れるのは此処。
こちら、重ね合わせの遊び心が何とも魅力的なトロンプ・ルイユ仕立て。だまし絵の意との事ですが、着てる本人がうっかり騙されるなんて事態になれば、それは喜劇。大変乙でございます。
それはそうと、先にご紹介したパーカーの上に羽織るのは、このコートも有力候補ではないでしょうか。

いい。

いい。

良いですね。
コートを着られる本格的な冬が、俄然待ち遠しくなってまいりました。
さようならオータム、また会う日まで。
こんにちはウインター、寒さはお手柔らかに願います。
それではまた。
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