こんにちは、若松です。
なんだか、毎年この時期になるとうわ言のように呟いている気がするのですが、
「一年って過ぎてしまえばあっという間ですね、、、」
まあ、だからこそ悔いのないように毎日何事もやり切る事が大切なのでありまして。
つまりは欲しい服も買い切るしかないわけです。
売り切れてしまうその前に!
皆様、買うか買うまいか悩んでいるアウターがあるのではないですか?
何も恥ずかしがる事はありません、誰だって皆迷える子羊なのですから。
2023年に遺恨を残さず、清々しい気持ちで2024年を迎えるためにも、悩んでいるアイツと今年の内にケリをつけてしまいましょう。
そんな口上をぶら下げて、今回は冬のお買い物のメーンイベントであるアウター達をご紹介。
adhoc トレンチコート
AHU07002
NAVY
¥121,000-(tax in)
こちらのブランドはスポーティな印象が強かったのですが、トレンチコートが今年出てくるとは予想しておらず。
このコートと出会って「おいおい、俺たちはそれ(スポーティ)だけじゃあないんだぜ」と、遠いイタリアの地から拳骨を頂戴した気持ちになりました。
しかしまあ、見れば見る程に面が格好いいですね。
まず、ネイビーのトレンチというだけで、そこにシビれて憧れますし、色のトーンも絶妙。
着用してみると、これまたグッドでして、
身幅やアームホールのゆとり具合、レングスの丁度しっくりくる長さ、スプリットラグラン仕様による肩周りの動かし易さたるや(感嘆の表情)。
そしてそして、ウール混の中綿が入った着脱可能のライナー付き。
ライナーを外せば、真冬以外にも長いシーズン活躍しそうです。
表地は割と強めなポリエステル生地。
「ファッションアイテムとしてのトレンチコート」と聞いてイメージする生地とは、もしかしたらアンバランスな印象を受ける方もいらっしゃるかもしれませんが、元々は強度と機能性を求められたトレンチコートの歴史的観点から見ると、現代に当てはめた際に導かれる正解の一つであると存じます。
何だかんだと言いましたが、詰まる所このコートがものすごく欲しい私なのであります。
お次です。
Hevo Blouson
3HK7J003M
BLACK、GRAY
¥132,000-(tax in)
Hevoと言えばのBRINDISIやAMASTUOLAも良い(に決まってる)のですが、こんな変化球は如何でしょうか?
所謂「MA-1をイタリアのフィルターを通して、現代的な解釈とファッション性をプラスしたブルゾン」というやつです。
MA-1が元ネタなのでブルゾンではなく、定義は無視してジャケットと呼ぶべきかどうかは別の機会に考えるとして、色々と観察をしてみますと、
ふむ。
ストームフラップの角は丸みを帯びて、両サイドのポケットにフラップが付いた1970〜80年代の型がベース。
ライナーがレスキューオレンジではなく、リバーシブル仕様でもないので、整備士用の後期モデルですかね。
無骨になりがちなシガレットポケットも、スタイリッシュなデザインにモディファイされております。
しかしここにきて、50年代初期特有のディテールである、オキシジェンタブを匂わせる縦型のジップポケットが付くという憎い演出が、、、
とか、そうゆう蘊蓄を聞きたいわけじゃないんですよね。
まあ、元ネタ探しも楽しみの一つであるのは間違いないのですが、
極々シンプルな感想を言いますと、服としてとても格好いいと思います。
シルエットは少しトレンドに寄っていて、肩や身幅などにゆとりがあるのですが、ビッグシルエットというわけではなく大人のリラックスフィットという印象。つまりは丁度良い塩梅です。
生地はと言いますと、潔いくらいにミリタリー感を払拭したCityなお顔立ち。
ぜひともウールのスラックスで合わせたいですね。
もしくは、いっその事スウェットパンツもアリか、、、。
そんな妄想コーディネートSHOWが膨らんでしまって、私はもう夢がMORI MORIでございます。
ではお次を。
Artigianale
Double breasted coat
1AG7I116M
NAVY、GRAY
¥132,000-(tax in)
大人ですね、、、完全に仕事デキる方の男。
子供の頃に憧れた大人の姿って、こんな感じではありませんでしたか?
私はそうでした。なんだか知らない間に随分遠ざかってしまいましたけれども。
だけどもまだ遅くはありません!
この「インバーテッドプリーツ!ダブルブレステッドコート!!」の力を借りれば、少しは近づく事ができるかもしれません。
感嘆符を付けると何かしらの必殺技を叫んでいるみたいだなと思い、特に悩む事なく実行に移してしまった私。
きっとこうゆう所が憧れを遠ざける所以なのでしょうが、抑えるの事はできませんでした。
因みにインバーテッドプリーツとは、
これの事。
可動域が格段に広がりますので、前に屈む動作をしても背中が突っ張りません。
そして同時にデザイン性も高めているのが素晴らしい所。
襟の立ちも自然。いやらしくなく、仄かなダンディズムが香ります。
気になる使用生地はウールカシミヤの上物でして、すべからく肌触りもVery Special。
、、、これに決めちゃいましょうか。
成人式を迎えたあの日から、時計の針は一体何周したのでしょう。
父上、母上、私は今ようやく大人の階段を上り始めます、恐惶謹言。
さて、如何でしたでしょうか?
他にももっとアウターが見たい!という方はこちらをどうぞ。
アウター選びは、謂わば一年の締め括り行事のようなもの。
皆さまがイタルスタイルを通じて、至高の一着に出会えたならば、私は2023年に思い残すことは何もございません。
なんだか、私が成仏してしまいそうな様相を呈してきましたが、この世には未練タラタラですので、野草を食べてでも生き延びる所存でございます。
さてさて皆様。
今年はそろそろ終わりを迎えますが、冬はこれからが本番です。
お気に入りのアウターを着て、身も心も温かく素敵な冬の日をお過ごしください。
それではまた。
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