スーピマコットンを使用した、ショートスリーブカットソー。スーピマコットンとはコットンの中でも最高位のコットンで、GIZA綿・新疆綿とともに世界三大綿に数えられる、超長綿(超長綿は繊維長が35mm以上のものの名称)の代表的な高級コットンです。

超長綿はすべてのコットンの年間生産量の僅か1.5%程度の生産しかなく、そんな希少なスーピマコットンを贅沢に使用したカットソーは、ただのクルーネックカットソーではありません。ジャケットのインナーに相応しいカットソーとして磨き上げられ誕生したLequalの新しいカットソーです。

これまでにジャケットのインナーにクルーネックカットソーを合わせた際、ジャケットの襟裏の汚れが気になったことはないでしょうか。

今回のジャケット用カットソーはシャツの台襟のように後ろ高の設計になっており、ジャケットの上襟に沿ってネック部分をカバーし、見た目にも上品にまとまり、スタイリングを引き立ててくれます。

また前述のスーピマコットンを両面機(針が向かい合わせて2列に並んで、表と裏を同時に編める機械）と呼ばれる機械で編むダブルジャージー素材。いわゆるポンチ素材で仕上げています。

スーピマコットンの持つ光沢感がポンチ素材特性に相まって独特なハリ感とシルクのような光沢感が得られます。また、ポンチ素材はストレッチ性に優れ、シワになりにくく、型崩れもしにくい素材で、美しい状態をキープすることができるので、大人のジャケットスタイルのインナーに最適な素材と言えます。

またディテールのおいても前から見た時、ネックの添いを美しくするために、ネックの縫い目を通常より後ろへ振り、フィット感と見た目を向上させています。通常はネック部分は別編みを充てることが多いのですが、ドレッシーさを追求し共地のネックにこだわることで、Vゾーンをより綺麗に映えさせてくれます。

ジャケットの中でカットソーが馴染むように、肩線の傾斜を計算し、袖先が直線的に跳ね上がらず、自然なラインでも落ち、ジャケットの袖の中でも綺麗に収まるようにしています。

素材から、パターンまでジャケット用に昇華した一枚は今までの懸念を払拭してくれる唯一のカットソーに仕上がりました。