ITAL STYLE

オーダージャケット

2021年01月23日

こんにちは。橋本です。

 

1月も残すところ 1週間程となりました。

もうすぐ春夏に切り替わる時期なのは重々承知の上で、

今日はこの秋冬にオーダーしたジャケットをご紹介したいと思います。

 

とある日のスタイリング。

こちらが今期オーダーしたジャケット。

ここ数シーズン、オーダーはスーツばかりでしたのでジャケットは久しぶりです。

 

生地は安定のVITALE  BARBERIS  CANONICO(以下カノニコ)のSuper 100‘sのフランネル。

(ちなみに履いているパンツもカノニコの同じクオリティーの生地でオーダーしたスーツのパンツを単品使いしています)

 

 

柄はブラックウォッチ風(黒が入らないので、風ですかね)のネイビーベースにダークグリーンのチェック。

実はこの手の生地、弊店では鬼門です。

何回か既製品で展開しましたが、セールスはイマイチ。

恐らくですが、学校の制服の(子供っぽい、可愛らしい)イメージがあるのでは?と思い、最近は全くと言って良いほどピックアップしなくなりました。

でも、個人的にはとても好きな柄で、ジャケットやベスト、パンツや傘に至るまで所有している柄です。

画像のようにネイビーのタートルにグレーのフランネルなど、

極々スタンダードなアイテムとの相性はすこぶる良いと思っています。

そんなに可愛らしいイメージにもならないことないですか?

 

細部を見ていきましょう。

 

 

高い上襟の上りと、肩先に向かって落ちて丸みが出ているのが

着用している画像でもお分かり頂けるかと思います。

肩幅が広く、いかり肩の私でも、なで肩のように見えていますね(これ重要)。

ラペルや上襟、フロント、背中心などに入ったAMFステッチもいい雰囲気です。

 

 

 

柄合わせもバッチリですね。

 

今回はジャケットですが、腰ポケットはパッチポケットにせずに、両玉フラップで。

オプションですが、チェンジポケットも付けました。

今シーズンの一部既製品にも取り入れているディテールです。

 

 

私は体型的に既製品が難しいので、必然的にオーダーが多い(今回もかなりの箇所で補正を入れております)のですが、

自分が既製品だと気になる部分を潰していける作業はオーダーならではの醍醐味だと思います。

 

店頭には2021年春夏用の生地バンチが入荷しております。

オススメはこちらのカノニコのコレクションから

 

 

 

4PLY 4TROPICALを。

カノニコは昨年6PLYをリリースしましたが、春夏の目付け510gはかなりマニアックな領域。

私としては4PLYが日本の気候を考慮してもちょうど良いのではないかと思っております(それでも410gと中々のヘヴィーウエイト)。

涼感があり、皺になりにくく、仕立て映えもする。

やはり、自信を持ってオススメできますね(高くなければ尚良しなんですけど、、、)。

 

スーツは今やファッションアイテム。

着用義務の為ではなく、嗜好品としてのスーツは気分を上げてくれます。

 

次月はオーダーフェアも予定しております。

お楽しみに。